ソノヒマデ

俺の日々だったり思うことだったり

うつ病になるとどうなるか?ただの憂鬱とは次元が違う地獄

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今年1月の中頃、突如として強烈なショック(急性ストレス反応)に襲われ、俺は倒れた。その後、酷く精神的に落ち込んだ状態が一週間ほど続いた。この時の俺は完全にうつ病であった。

うつ病事態には1月以前のもう随分と前から患っているものであるが。
俺自身がそうなるまで、俺のうつ病に対するイメージは楽観的なものであった。
単純に甘えだろう。
大金をくれてやれば治るんだろ。
うつ病なんてものはそもそも存在しない。
ってな感じで。

だけど実際に自分がなってみると、うつ病というものはそんなに甘いものではなかった。
うつ病には様々な症状のタイプがある。これは俺の場合であるが。
まず、寝たまま起き上がれなかった。一日中、ずっとベットで横になったままである。何もしたくないし何もできなかった。食欲不振で食べ物がまったく喉を通らない。眠れない。性欲もない。あるのは強烈な不安、そして身を包む恐怖感。
この世のあらゆるものが俺は怖くて怖くてたまらないという精神状態だった。それまではホラー映画など観てもなんともなかったのに、そんなものを見ようものならパニックを起こしてまた倒れていただろう、ほんの少しの残酷な映像や情報に恐怖し、テレビやネットのニュースにも怯えるほどだった。
人を怖いと感じ、外出ができない。体がだるくて作業のようなことはまったくできないので風呂にも入れない。

気分はグロテスクな悪夢の中にいるようなもので。
生きて、呼吸して、時間を過ごすのが地獄だった。

とにかく怖くて怖くて俺はまったく動けなくなってしまった。しかし、その恐怖心には違和感があった。俺は精神科に行き、医者に相談した。
「何か、妙なんです。怖いんですけど、よくよくと考えてみるとこんなに怖がるほどの悩みって実際にはなくて。俺の抱えている問題はなんとか解決できるくらいのものだから。でも物凄く怖いと感じてしまう。これは何でしょう?実際にはそこまで怖がるような状況ではないのに脳が無理やりに恐怖心を生み出しているような——」と。
医者は「それが鬱です」と答えた。続けて「大丈夫です。それは必ず治るものですから。絶対に自殺はしないでください」そう言って幾つかの薬を処方してくれた。
俺の精神状態は奈落の底にあり、もう死にたくて死にたくて、今にも自殺してしまいそうな状態にあった。だが、少し前まではそんな状態ではなかった。医者は言った「それは必ず治るもの」と。辛い精神状態ではあったが、俺はもう少し様子を見てみることにした。この状態がずっと続くようなら辛すぎて自殺した方がマシだけど、もしかしたら時間が経てば自然と治るものなのかもしれない。死んだら終わりだ、自殺は最後の手段だ、そう思いながら一週間を過ごし、徐々にではあるが容態が良くなっていくのを感じた。
この間、かなりきつい時が何度かあった。その時は処方されたロラゼパム(抗不安薬)を飲んだ。急性ストレス反応では推奨されない薬なので、本当にきつい時にのみ飲むようにしていた。これにはかなり救われた。

そして今、ショックで倒れてから三週間が経ち、俺はだいぶ回復した。
ホラー映画を見るのはまだきついが、ニュースは問題なく見れる。
回復の要因は、時間。
俺はただずっと寝て過ごしていただけ。
本当に時間の経過でよくなった。完全回復にはまだ至らないが。

だいぶでも、回復してよかったなー、とほっとしている。そして鬱になった経験はとても貴重なものだなと思う。落ち込んだ心の底が知れたから。うつ病というものがどういうものであるのかが体験できたのは他人を知る上でもとても大きいように思う。
ホントの鬱はヤバイ。
うつ病は甘えじゃないよ。金をもらったからって治るものでもない。その程度のこととは全く次元の異なる病気だ。
だって脳の異常だもん。どうしようもないよ。
これを読んでくれた人にもうつ病というものがどういうものであるか、少しでも理解が深まることを願う。